ヴァンガード Oita Dress

大分でヴァンガード(ほかカード類)やってるアラサーオタクの日記。

華やかすぎる舞台の上 華やかじゃない位置にいても

V/戸塚祥太A.B.C-Z

 

久しぶりにNMB48鵜野みずきちゃんの握手会に行ってきた。2013年末くらいが最後に会った時だから、実に5年数ヶ月ぶり。

 

行ってきた理由はTwitterに書いた通りだし、「いつか良い報告ができるように」っていう言葉を覚えてたから小説を書き直し始めても、サッカーを再開しても、色々悔しかったり辛かったりしてもやってこれた。

 

48Gオタでも知らない人が多そうな鵜野みずきちゃんについてまず説明すると、NMB48の二期生で、研究生から正規メンバーへの最遅昇格記録保持者。

決して事務所に推されてるメンバーではないだろうし、失礼ながらも有り体に言えば人気メンバーとも言い難い。

 

それでも俺は彼女を推すし、たぶん卒業してしまったらいよいよアイドルオタクはさっぱり止め、ジャニオタ一本でいくと思う。

 

きっかけは、特に推しメンがいたわけでもないNMB二期生公演だった。

当時はしまれながプリクラ流出、高3トリオがいて、矢倉楓子ちゃん可愛いけど年下すぎるなぁとか、そんな感じでとりあえずの興味本位。

 

出演メンバーに名前もなく、バックダンサーでちょっと出てくるやたらスタイルの良い子がそこにいた。

マイクも持ってないのに誰よりも笑顔で、すごいキレがあるわけではないけど一生懸命踊ってた。

華やかなステージの上で華やかじゃない位置についた彼女を見て、『応援したいな、頑張ってほしいな』っていうのが1つ。

そして、『俺もこうなりたいなっていうのも。

 

彼女の存在に気がついてから、彼女が出演する日を選んで公演に申し込むようになった。

当時は755じゃなくてGoogle+だったんだけど、何回かコメントしただけで「あ、〇〇くんんやろ?!分かるよ!!覚えた!」って公演終わりのお見送りで声かけてもらったっけ。

それくらいファンが少なかったってことなんだと思う。。と、ちょっと寂しいね。

 

それでまあ、握手したり公演見たりしてたんだけど、2012年の生誕祭かな?当選して見に行ったら、こういう趣旨の発言が出てきた。

 

「今回チームMができて、私は昇格できなかったけど、頑張っていつか良い報告ができるようにします。なので、それまで見守ってくれますか?」

 

年下の女の子がこんなに頑張ってるのに、20にもなって何をちゃらんぽらんに生きてるんだろうなって思ったよ、当時ね。

でもその頃はクズやってたから自分を変えられてなかったんだけど。

 

それから一年後、奇跡的に二年連続で生誕祭に当選して見に行きました。

そしたらそこでこういうことを言うわけです。

 

(公演レポより引用)

「去年、私は、去年の生誕祭の時にみなさんにいい報告ができるまで待っててくれますか?って言いました(涙) 17歳目前にして、なかなかいい報告ができなくって(涙) 辛かったことも悲しかったことも、もしかしたら悲しかったことしかしてないんじゃないかなって思うぐらいいっぱいしてきました。私にはもうじゃんけん大会しかないって思いました。みなさんが応援してくださって、応援してくださったからこそ私はじゃんけん大会の選抜で12位という素晴らしい順位をいただきました。みなさんに『勝ったよ、選抜入りしたよ』って言うことができて本当に嬉しいです」

 

「私は3年目になるけど、1年前から、3年前から、もっと待ってくださってた方はいると思います。いらっしゃってくださると思います。だけど、それまでずっと待っててくださったみなさんにほんとに感謝したいと思います」

 

「ありがとうございます。16歳の最後の最後に掴んだチャンスを17歳に繋げられるようにこれからも一生懸命がんばっていきたいと思います。よろしくお願いします」

 

この言葉がもう、聞いた日から今の今までずっと胸に残ってる。

 

悲しいこととか辛いことがあっても頑張れば報われる、とは言わないし言えない。

表舞台に立てたからといってそれだけで終わるわけにもいかない。

じゃんけん選抜に入れたとはいえ、それから5年経ってもNMBでは一度も選抜に入れていない。

 

悲しいことだよ、本人が選抜に入りたいと願ってるなら心の底から選抜入りしてほしいと思う。

 

でもさ、それより尊いことって「それでもやめないよ」ってことなんじゃないかなって思うんだ。

 

悲しいことしかないんじゃないかなって思ってもやめなかったから、諦めなかったからじゃんけん選抜に入れた。

悲しいことが続いても、いつか良い報告ができるようになるまで諦めなければその時は来る。

 

そういう気持ちをもって今もそこで戦ってる彼女のことを、俺は尊敬しています。

 

華やかすぎるステージの上華やかじゃない位置にいても、いつか華やかな位置に立てるように。

サッカーも小説も楽器も、好きなことを一度やめてしまっていた俺が言うのもあれだけど、もうやめないよ。

尊敬する人に負けないように、俺も頑張る。

 

 

もしまた迷っても向こうへ。

 

大げさなことなんかじゃなくて、君がいるから大丈夫。

 

いつでも 今でも。

 

君が僕の軌道。