ヴァンガード Oita Dress

大分でヴァンガード(ほかカード類)やってるアラサーオタクの日記。

ガーンデーヴァが刷られた意味

最初に書いておくと、しげっとはアンチガーンデーヴァです。

 

ドラエンのことはめちゃくちゃ好きだし、ドラグヴェーダは愛してやまないのですが、ガーンデーヴァは使う側としても使われる側としても好きではないし、デッキタイプやカードの能力以外にも物申したいところが割とあったりします。

 

とはいえガーンデーヴァが作られたことによるプレイヤー側のメリットも認めるところはあるので、善し悪しについては人それぞれなのかなというのも理解はしているわけで。

 

そんなわけで今回は、ガーンデーヴァというデッキタイプについての考察です。

運用方法等ではなく公式としての意図やプレイヤーへの影響などについて触れていくので、「プレイングやメタ以外に興味ないわ! 」ってタイプはブラウザバック推奨。

 

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■評価点

まず始めに功績としては、「安い、軽い、強い」を達成した点ですね。

 

安いは言わずもがな、デッキ作成に対するコストの話です。

発売時点の初動価格で考えると、おそらくトリガー、完ガ込みでも1万前後で組めたのではないでしょうか。

 

現代ヴァンガードではいわゆる環境デッキに関わらず、ファンデッキであっても2~3万程するカものも珍しくありません。

SC以外はバニラのミカニに10,000円近くかけて4枚突っ込んだり、スタンドしないインレットパルスに3,000円かけたり、或いは再録されても5,000円近くするここ先をどうやって揃えるかのゲームをしたり。

 

そんな中、環境最前線で戦えるデッキが、基本的に1つのパックだけで完結して組み立てられるというのはプレイヤー確保、維持の観点では良いことだと思います。

 

 

軽い、については(効果としての)コスト面での話です。

 

ガーンデーヴァは効果の性質上、自信を含めて「この効果を使えなかったらゲームバランスが破綻するレベルできつい」というものがありません。

もちろん自身の効果は強力ではあるものの、バスティオンのスタンドやブルースのスタンド、エバのオブスクデイトスペコ等に比べたら全然許容されるレベルです。

 

点止めをされるならスティルグナでソウルを使えばいいし、そもそも前列に立つリアガードには登場時効果以外に有益な効果を持つものも少なく、点止めをされても大して痛くないというのが現時点での評価かなと。

というか、バウセンでCC与えたのも早すぎるサポートだったかなと。アルファカールとの噛み合いがよすぎる。

 

そんなわけで、プレイ難度もクソもなく、現時点のカードプールでは2ターン目までV単騎で殴り、あとは雑に並べて殴ってれば良いです。考えることもクソもない。

襲穫祭採用してるならよっぽどのことがなちと自身が先に山切れ起こすので、耐久して勝つというプランも選びづらいしね。

 

 

強い、については言わずもがな。

大型大会での使用率が物語ってますよね。

 

歴代の新軸では「◯◯ができたら良いのになぁ」って思うことはままあって、例えばユースならレヴォルドレス後のドライブができない不満をセクアンナで解消したり、エバのG1実験無しをここ先で解消したり、ジーヴァのCCギミックをミラズで足したり(遅すぎ!!!)、しばらく使わせてから痒いところに手が届くような強化をもらっていたと思うのですが、こいついきなり連パンもCCももらってますからね。意味わからん。

 

できないことがそれほどなくて、序盤で走れる札が少ないからブラキオフォース採用する?みたいなところが今月のプロモが出たりしたせいでいよいよ何してんのこいつ感は否めない。

 

襲穫祭を制限しても環境中下位には居座りそうなポテンシャルはあるし、逆張りくん以外はこいつのことを弱いと評価する人はいないはず。

 

 

もう一点、追加で評価するならクレストへの対抗策を示したところかなと。

クレストのバカ火力に対してそういう作り方をするんだなっていうのは、ゲームデザインやゲーム自体の未来をブシロードがどう考えているのかはともかく、なるほどねって思いはした。

 

評価はしてないけどね。

 

 

■欠点

何よりもガーンデーヴァ対面の多さが何よりも腹立つ。どこにいってもガーンデーヴァしかいないみたいなこと、割と起きてる気がする。

 

いや強いデッキを使いたい気持ちは分かるんですけど、それにしてもマジで1日ガーンデーヴァしか見えないみたいな日があるとさすがに萎える。

 

作成に対するハードルも構築に対するハードルもそれほど高くないからユーザーとしてはありがたいんだけど、あまりに多すぎた。

しかも代わり映えしない構築だらけ。

先日の大会であたったガーンデーヴァ使ってた方は面白ライドラインで、ラティーファ採用したりしてて割と面白かったんだけど、そういう人があまりにいなさすぎる。

 

そんなわけで構築の狭さと高すぎる使用率が第一の不満。

 

続いてはカードデザインの下手さというか、将来を見据えていないタイプの能力になっているよなと。

超越に関しては強化が限定的になるだろうという見込みで、長いスパン遊べるように高めのカードパワーで設計してると言われたらそこまでなんですが、こいつに関してはマジでいきなり出来すぎな効果で現れて、その上次弾での強化やプロモなど、ちょっと運営から愛され過ぎてて笑う。

マジでユウユにガーンデーヴァ握らせてやりなよ。ジーヴァよりよっぽど強いよ。

 

パンプが1000じゃなくて2000ならVに星をつけなくて良かったのではと思うし、2000で星つけるならせめて条件は裏バインド10枚で良かったんじゃないかなと思ったりもしますが、何にせよ今のヴァンガードの「受けを強化するのではなくてより強い攻めのデッキで強化を入れる」ってゲームデザインは間違いなくVシリーズと同じ道を辿ってますよね……

 

最後に、これが個人的にはナンバーワンの不満点なんですが、自信の効果である「デッキトップを5枚公開して対象相手のを退却」、「退却時に1枚ドロップから裏バインド」の効果を雑に処理する人の多さ。

使用率の高さ×このタイプの人の多さが何よりも面白くなさを加速させてる。

 

まず、デッキトップを5枚公開については山に何が残っているか等の非公開領域の推察をするうえでひじょーーーーーに大事な効果なのに、ヒット有無だけ宣言して公開札をろくに確認もさせずにシャッフルに入る人が多いこと多いこと。

 

それ以上に多いのは「裏バインドにする対象を選択時に相手に宣言しない(≒何を選択したかはそのタイミングでは公開情報なのに公開しない)」プレイヤーが多すぎることです。

 

今までにあたったガーンデーヴァ使い、最初に裏バインドをしたタイミングで全員が全員何を撰んだか教えてくれなかったし、それについて一枚目を裏バインドするタイミングで「何選んだか見せてください」って言ったら「いや裏バインドなんで」って押し通してくるの、マジで対話できないタイプだなと。

 

「何選びました?」

「いや、裏バインドなんで」

「選んだタイミングで見せてください」

 

これ、何がたちわるいって「選んだタイミングで見せてくれ」って言ったら渋々見せてくるあたり、押し通せるなら見せずにいこうとしている魂胆があることですよね……

裏バインドだから見せなくていいはず、って思い込んでるならジャッジ呼びますもんね、、、

 


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このやり取り、相手にするのがダルいタイプの人と、宣言はされなくてもとりあえず見えるように裏向きにする人以外には満遍なく言ってる。

 

久留米で大会に出たときにチームの名前が入ったプレマ使ってた人にはめっちゃ不機嫌そうにされたし、大分某所の大会で友達が横の宅で相手にそれ指摘したら「じゃあここまで!!ここまで公開します!!」ってキレられてたの見て「この人がいる大会に出るのはやめよう」って思ったよね……いや先日の大会でいることに気づかずに出てしまって焦ったよね……当たらなくてよかった……

その手のプレイヤーと当たるのが嫌だから最近は参加者多そうなCSは自重してる。

 

話はそれましたが、V効果の性質上、相手とのやり取りが増えるカードなのに、それができない、したがらないタイプの人が多すぎるって話。

(何ならそういうタイプの殆どがアーヒンサ型のライドラインだし、アーヒンサスキルで装備サーチすることを宣言もせずにプレイしたり、コストのsb忘れてないかを確認したら「ごめんなさい、忘れてました」とも言わずに「アッヤバイワスレテタマタヤッチャッタアブナイアブナイサキニハラワナクチャ」って独り言いいながら処理したりしてます)

 

いやまあ、俺も全然態度やマナーがいい方と思っている訳じゃないし、コストの払い忘れだったり処理に自信なかったりはするけど、「いや裏バインドなんで」で押し通そうとしたり、公開札を見せずにシャッフルしたりはさすがにやめようぜってことですね。

 

まあでもそれにいちいち指摘するのもダルいから、ガーンデーヴァが一定数いる大会は「ガーンデーヴァと対面するストレス」以上に、「コミュニケーションとろうとしない相手とカードゲームをするストレス」にやられてしまうという話です。

 

■総括

そんなわけで、ガーンデーヴァに取り巻くあれやこれやの話でした。

 

Vに星がつくことを含めて、正直好みの能力であることは否めないんですが、それ以上に色んなストレスを感じて使うことを控えている現状です。

 

他のタイプのデッキパワーが上がったらひっそりと使用を再開しようと思います。